コクサギ
植物学を勉強すると、必ず出てくる用語「コクサギ型葉序」。
その本家であるコクサギを、野外で初めて見て、ちょっと感動しました。
下の植物がコクサギ。葉っぱの配置にご注目ください。
たいていの植物は、互生(葉が互い違いにつく)だったり、対生(葉が向い合ってつく)だったり
するのですが、このコクサギは、右右、左左と2枚ずつ互生になっていることがわかります。
この特徴的な葉の配置を「コクサギ型葉序」とよびます。
コクサギだけではなく、ヤブニッケイなども時々こんな配置になるのを見る気がします。
コクサギはミカン科。葉っぱを透かすと腺点が見えます。
コクサギがたくさん生えてた山は、石灰岩地で、他にも面白い植物がいろいろありました。
ヒメヒゴタイとか、ムラサキセンブリとか。
この山にはまだまだ宝が眠っている気がします。
20151031 福岡県 OLYMPUS STYLUS TG-3 28mm